20代、30代の貯蓄率が低いと話題ですが、なんとなくお金をためようとしても難しいもの。筆者は過去に銀行で働いていたのですが、堅実な銀行員は計画的にためている人が多いようでした。
本記事では、お金がたまらない人の特徴やどうすればお金がたまりやすくなるか説明します。
余った額で貯蓄をしようと思っている
余ったお金を貯蓄すればいいと考える人もいると思います。しかし、あらかじめ制限をつけておかなければ、ついつい生活費に使いすぎてしまうでしょう。
銀行員の多くは、給料日の翌日には一定の金額をそのまま定期預金や財形貯金へ資金移動していました。
そうすることで強制的に資産を増やすことができます。リターンを求めるのであれば、銀行貯金より利回りを得られる可能性があるつみたてNISAを使っての投資もおすすめです。
貯蓄を引き出してしまう
せっかくお金をコツコツ貯めても、欲しいものができるたびに引き出してしまえば、いつまで経ってもお金はたまりません。
定期預金やつみたてNISAは自分で解約できてしまうので、意思が弱い人にはiDeCoで積み立てるのがおすすめです。
iDeCoは原則60歳まで引き出すことができません。老後を考えて強制的に資産を増やしたいのであれば、ぜひ利用を検討してみましょう。
ボーナスを頼りにしている
ボーナスは一気に貯蓄を増やすチャンスですが、ボーナスだけに頼るのはおすすめしません。ボーナスは景気や業績に左右するからです。
最近では新型コロナウイルス感染症の影響でダメージを受けた業種ではボーナスが大幅カットとなったケースもあるようです。そう考えると、安定が約束されている企業はありません。ボーナス頼りにせず、月々の給料から貯蓄する癖をつけるべきといえます。
お金を積み立てていく習慣をつけよう
お金をためたいのであれば、計画的に貯蓄すること、貯蓄を引き出さないこと、普段の給料からコツコツ積み立てていくことが大切です。少額からでもいいので、お金を積み立てていく習慣を作れると良いのではないでしょうか。
文・勝目麻希