ラグビーワールドカップ2023がフランスで開催されているが、こうしたイベントを記念して発行された硬貨の値段は、将来上がる可能性がある。これまでどんなイベントの硬貨に高値がついて、これから値があがりそうなのはどんな硬貨だろうか?
高値がついているのはどんな硬貨?値段が上がる理由は?
スポーツイベントとして記憶に新しい「東京2020オリンピック競技大会一万円金貨」には、買取専門店が14万円を超える買取価格をつけている(2023年9月中旬現在、以下同)。
記念硬貨はプレミアのついた値段で発売されるため、額面価格を大きく超えた値段で販売されることが多い(なお2023年大会については開催国のフランスが金貨や銀貨を発行している)。
オリンピック競技大会一万円金貨の場合、発売価格が12万円だったので、すでに2万円以上も上がっていることになる。上昇率は14%以上だ。
ラグビーワールドカップ2019も日本中が湧いたスポーツイベントだったが、こちらの一万円金貨にもやはり17万円以上の値段がついている。発売価格は12万円だったので上昇価格は5万円、上昇率は約30%だ。
高値がつくのはスポーツイベントの記念硬貨ばかりではない。「天皇陛下在位30年記念一万円金貨」は、古銭買取専門店の買取価格が18万6000円。発売価格13万8000円に対しておよそ5万円、約35%上がっていることになる。
値段が上がる記念硬貨の条件としては、まず発行枚数の少なさがあげられる。また近年の金の価格高騰から金貨に高値がつく状況が続いている反面、銀貨にはさほど高値がついていないようだ。
今後値が上がりそうな記念硬貨はどれ?
ここ数年のうちに発行された記念硬貨の一つに「天皇陛下即位記念一万円金貨」があるが、発売価格14万555円に対して、買取業者による買取価格は17万円ほどとなっている。
皇室関係の記念硬貨として1990(平成2)年に発行された「天皇陛下即位記念十万円金貨」があるが、こちらは発売価格が11万3300円だったのに対し、現在は27万円程で買い取りされていることを考えると、令和の天皇陛下即位金貨もこれから先さらに値が上がるかもしれない。
また今後「2025年国際博覧会記念貨幣」が、開催までに3回に分けて5種類ほど発行される予定という。
「2005年日本国際博覧会一万円金貨」は発売価格4万円だったが、今は専門店の買取価格が約14万円なので、こちらも入手しておけば将来高値がつく可能性がある。1回目の申込は終わっているが、まだ残り2回買えるチャンスがある。
記念貨幣は、造幣局のオンラインショップや古銭専門店などで買える。将来の値上がりしそうな貨幣を今からチェックしておくのもいいかもしれない。
文/編集・dメニューマネー編集部
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