「VIX指数」市場の不安心理を示す、別名「恐怖指数」

2021/07/07 15:00

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VIX指数はVolatility Indexの略で、市場の不安心理を表す指標です。シカゴオプション取引所が、米国の主要株価指数である「S&P500種指数」のオプション取引の値動きをもとに算出しています。別名「恐怖指数」とも呼ばれ、一般的に、数値が高いほど、投資家がマーケットの先行きに対して不安(暴落や急上昇など

VIX指数はVolatility Indexの略で、市場の不安心理を表す指標です。シカゴオプション取引所が、米国の主要株価指数である「S&P500種指数」のオプション取引の値動きをもとに算出しています。別名「恐怖指数」とも呼ばれ、一般的に、数値が高いほど、投資家がマーケットの先行きに対して不安(暴落や急上昇など不安定な値動き)を感じているとされます。VIX指数は、通常時は10~20の間で推移しますが、30を超えると警戒領域と判断されます。ちなみに、2020年3月のコロナショックでは株式市場が急落し、VIX指数は85.47まで上昇しました。

VIX指数の動きに連動するETFも

なお、投資家の不安心理を示すVIX指数ですが、VIX指数の値動きに連動するETF(上場投信)やCFD(差金決済取引)もあります。東京証券取引所には、このVIX指数の先物を取引するETFが上場しており、数千円程度から投資することができます。【お金の単語帳】