一見、お金に困っていない家族でも、老後破産の危険がある。親とお金の話を定期的にしているだろうか?親の経済状況を知っておかないと、ある日突然、親がお金に困り泣きついてくるかもしれない。老後破産を招きやすい家族の特徴を知り、もし自分の家族が当てはまるのなら対策を講じておきたい。
実は「老後破産」しやすい家族の特徴
一見、なんの問題のない家族に思えても、知らぬ間に老後破産のリスクが忍び寄っているかもしれない。親が老後破産すると、子供世代の家計や生活も苦しくなることがある。老後破産を招きやすい家族の特徴を知り、もし自分や家族が当てはまるのなら早めに手を打ちたい。
お金にルーズな兄弟姉妹がいる
兄弟姉妹がお金にルーズだと、親からお金を借りたりもらったりして、知らないうちに親の老後資金が減っていることがある。
親は子供にはつい甘くなるものです。「余裕ができたら返すから、他の兄弟姉妹には言わないで」などと言われると、こっそり援助してしまうことがある。
最初に秘密にしてしまうと、老後資金が目減りしても他の家族には言い出しにくくなる。
兄弟姉妹がお金にルーズだと感じたら、家族の様子に目を配り、違和感があれば親にそれとなく聞いてみよう。
家族でお金の話をする習慣がない
家族でお金の話をする習慣がないと、生活が苦しくなっても言い出せず、知らぬ間に老後破産が近づいていることがある。
お金の話をタブー視する親だと、子供から話を振るのは勇気がいるかもしれないが、本来は家族こそお金の話をしてお互いに助け合う必要がある。
親が心配なときは、ニュースなどを切り口にさり気なく老後資金の話をしてみよう。
親とお金の話をするときやってはいけないこと
親の老後資金が心配でも、聞き方を間違えると親が本音を話しにくくなり、かえって老後破産のリスクが高まるかもしれない。親も答えやすい聞き方を知り、親子で老後資金の話をして不安をなくそう。
「老後のお金は大丈夫なの?」
「老後のお金は大丈夫なの?」という聞き方だと、親はつい「大丈夫」と答え、それ以上の話し合いができなくなることがある。
日頃から気を遣わず話す仲だと、疑問をそのまま口にしがちだが、この聞き方だとお金の不安があっても「大丈夫じゃない」とは答えづらいものだ。
一度「大丈夫」と答えると貯金が減っても「あの時は大丈夫と言ったのに」と責められる気がして相談しにくくなる。
逆に子供からしても、「大丈夫」と言われるとそれ以上は踏み込みにくいだろう。
お金の話題を出しにくくなり、知らないうちに老後破産が近づいてしまうかもしれない。
「貯金はどのくらいあるの?」
老後資金の心配から「貯金はどのくらいあるの?」と聞いても、親は「遺産をねらわれている」と感じ、お金の話をしてくれなくなることがある。
もともと疑い深い性格でなくとも、退職金としてまとまったお金が入ると投資の営業などを受けることも増え、「みんなが自分のお金をねらっている」と感じることがある。
一度お金の話で嫌な空気が流れると話題にしづらくなり、貯金が減ったり詐欺に遭ったりしても相談できなくなるかもしれない。
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親とお金の話をするときやってはいけないこと NGな聞き方で「老後破産」が近づく?
文/編集・dメニューマネー編集部
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