メルカリなどのフリマアプリに、盗まれたブランド物やスマホが出品されるケースが増えている。もし盗品を買ってしまった場合、罪に問われることはあるのだろうか?買ってしまったときの対処法と一緒に見てみよう。
逮捕されるかどうかは「盗品だと知っていたか」で決まる
メルカリに出品されている商品が盗品であることを知りながら買ったならば、窃盗罪や詐欺罪、盗品等関与罪などで処罰される。
ただし、盗品であると知らずに買ったのならば、罪に問われることはない。
盗品を買ってしまったときの対処法
買った商品が盗品だと自ら気づくことはあまりなく、警察や盗まれた被害者から連絡が来て初めて、盗品だと気づくケースが多い。
警察から、被害者から受けた相談内容をもとに「あなたが買った商品は盗品です。元の持ち主が商品を返却してほしいと言っています」などと告げられることがある。
このとき、どのように対処すれば良いのだろうか。
法律上は、元の持ち主は盗まれたときから2年に限って取り戻せる。そのため、2年以内に返却を求められたら、無料で返さなくてはならない。
要求に従って商品を返した場合は、警察を通じて相当額を犯人に請求し、支払ったお金を原則として取り戻せることになっている。
しかし、犯人の身元が分からなかったり、犯人が分かってもお金を持っていなかったりすると、相当額を取り返せず泣き寝入りするしかないかもしれない。
メルカリで盗品を見抜く方法は?
このように、盗品を買ってしまうと商品を手に入れられないうえ、お金を取り戻せず悔しい思いをすることがあるので、怪しい商品を買わないのが1番だ。見抜く方法はあるだろうか。
結論からいうと、盗品を100%見抜くことは難しい。
ただ、新品未使用にもかかわらず相場よりも大幅に安い金額で売っている、同じ商品かつ新品をいくつも出品している、などは盗品の疑いがあるので、本当に買ってもよいか十分に考えるとよいだろう。
文・廣瀬優香(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部
【関連記事】
・「老後破産」しないために読みたい
・ブラックリストでも作れるクレカ5選【PR】(外部)
・今持っている株を売って新NISAで買い直したほうがいい?
・会社に転職活動がバレない転職サイトの機能
・「dジョブスマホワーク」で高ポイントをもらう方法