牛丼を448円(税込)という安い値段で食べられる吉野家だが、牛丼の原価はいくらなのだろうか。吉野家でコスパよく注文する方法と一緒に見てみよう。
原価とは商品を作るのにかかる材料費のこと
飲食業界での原価とは、料理や飲み物などを作るのにかかる材料費のことをさす。
原価とセットで出てくることが多い言葉が原価率。これは、販売価格における原価の割合だ。
たとえば、1000円のランチセットの原価(材料費)が270円なら、原価率は27%となる。
飲食店で食事をする人にとっては、この原価率が高いほどお得といえる。
それでは、吉野家の牛丼の原価率や原価はどれほどだろうか。
吉野家の牛丼の原価率は35.6% ほかのお店と比べて高い?
吉野家ホールディングス <9861> の有価証券報告書をもとにすると、原価率は35.6%となっている(2022年3月1日〜2023年2月28日)。
牛丼以外のメニューも含まれる数字ではあるが、この原価率をもとに牛丼の原価を求めてみよう。
牛丼の並盛りの値段は税込448円(店内価格、2023年9月22日時点)であることから、単純計算すると、原価は159円ほどだ。
一般的に、飲食店の原価率は30%が目安とされている。この目安をもとに考えると、吉野家の原価率は高く、消費者にとってはお得といえよう。
吉野家でさらにコスパよく注文する方法は?
吉野家で注文するときに、コスパ(原価率の高さ)をもっとも重視するなら、商品に占める牛肉の割合が多いメニューを注文するとよい。
というのも、牛丼屋にとって、牛肉の仕入れコストは原価の多くを占めるからだ。お米やたまねぎ、たれに比べて、牛肉はやはりコストがかかる。
たとえば、牛丼の大盛りを頼むより、並盛りと牛皿(牛丼の具だけ)を頼むほうが、商品全体に占める牛肉の割合が多くなり、コスパよく注文できるだろう。
文・廣瀬優香(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部
【関連記事】
・節約の味方!コストコ活用術
・コスパ最高の格安SIM【PR】(外部)
・引っ越しや転職で9月からの手取りが減る?
・「老後資金」の作り方【PR】(外部)
・お金持ちに学ぶお金の考え方