日本から飛行機で約24時間、地球の裏側にある都市で、コーヒー栽培により発展し、コーヒーの都として知られる「聖保羅」。また、日本人にもおなじみのスターバックスやAmazonの本社があることで有名で、かつてはイチロー選手が所属していた大リーグのチームもある「舎路」。この「聖保羅」と「舎路」ですが、それぞれどこのことをさす漢字なのでしょうか?
「聖保羅」ってどこ?——移民の街から経済と産業の中心地に
「聖保羅」はブラジルの都市サンパウロです。
1830年頃から始まったコーヒー栽培による好景気と、コーヒー農園の人手不足解消のための移住者導入により栄えたサンパウロ。
サントス港へのコーヒーの送り出し基地として、世界中にその名を知られるようになりました。1920年代には南米第一の工業都市となり、サンパウロ州は国内総生産の約3割を占める経済と産業の中心地となっています。
同市には今も多くの日系人が暮らしています。
“リベルダージ”と呼ばれる東洋人街では日本の調味料や寿司などが購入できるほか、大鳥居や提灯に漢字で書かれた看板が並び、NHKニュースもリアルタイムで見られるとか。
「舎路」ってどこ?——日本でも人気のカフェに大手ECサイトの本拠地
「舎路」はシアトルのことで、沙市とも書くそうです。
シアトルは西海岸のいちばん北端に位置し、カナダのバンクーバーとは国境を挟んでお隣同士です。
2001年までボーイング社が本社を置き、現在でも航空宇宙産業はシアトルの主要産業のひとつ。シアトルで急成長し、新たな主要産業となったのがIT産業です。
AmazonやタブローなどI T技術を駆使するイノベーション企業が多く誕生しました。
また、“シアトル系コーヒー”と呼ばれ、日本でも人気のスターバックス、タリーズ、シアトルズベストコーヒーはいずれもシアトルで創業した企業です。
ちなみに、シアトルズベストコーヒーは日本ではフランチャイズ契約している事業者が展開していますが、本国アメリカではスターバックスの子会社なのだそう。
文/編集・dメニューマネー編集部
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