「カントリーリスク」その国や地域における債務不履行の危険度

2021/07/13 06:30

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カントリーリスク(Country Risk)とは、その国・地域の政治や経済、社会などの見地から見た信用リスク、危険度のことです。外国の国債や債券、株式などに投資する場合、投資対象である国や地域の政治、経済の環境変化によっては、金融危機や国家破綻などにより債務不履行(デフォルト)に陥る可能性があり、そうなれば資産の価値が

カントリーリスク(Country Risk)とは、その国・地域の政治や経済、社会などの見地から見た信用リスク、危険度のことです。外国の国債や債券、株式などに投資する場合、投資対象である国や地域の政治、経済の環境変化によっては、金融危機や国家破綻などにより債務不履行(デフォルト)に陥る可能性があり、そうなれば資産の価値が大きく損なわれる危険性があります。そこで、投資する際の参考にできるよう、国内外の格付機関や調査会社が、対象国・地域の政治情勢や経済状況など、さまざまな要素を調査・分析して、具体的な数値や危険度を公表しています。

先進国より新興国のほうがカントリーリスクは高い

国債に投資する場合、発行国の政治・経済状態は非常に重要です。国家が発行しているから安心というわけではなく、過去には対外債務不履行を宣言して国家経済が破綻したケースもあります。一般的に、先進国より新興国のほうがカントリーリスクが高いとされ、金利が高い傾向にあります。金利の高さだけにつられるのではなく、カントリーリスクもきちんと確認してから判断するようにしましょう。【お金の単語帳】