「ロング」株価上昇などで利益を狙うポジション

2021/07/14 15:00

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株式投資やFX(外国為替証拠金取引)、先物取引といった金融商品において「買い」または「買いポジション」のことをロングと呼びます。基本的には、買いからも売りからも入れるデリバティブ(金融派生商品)で使われる言葉です。一方、「売り」もしくは「売りポジション」をショートと呼びます。 リスク限定で利益は無限大のロング 株式投資

株式投資やFX(外国為替証拠金取引)、先物取引といった金融商品において「買い」または「買いポジション」のことをロングと呼びます。基本的には、買いからも売りからも入れるデリバティブ(金融派生商品)で使われる言葉です。一方、「売り」もしくは「売りポジション」をショートと呼びます。

リスク限定で利益は無限大のロング

株式投資の信用取引で考えてみましょう。信用取引では、株価の上昇で利益を狙うロング(買い建て)、株価の下落で利益を狙うショート(売り建て)があります。なお、現物株投資では、株価の上昇で利益を狙う「買い」からしか入れません。信用取引で、ある銘柄を買うもしくは買った場合には、その投資家はロングのポジションを持ったことになります。株式投資や先物投資では、ロングのポジションはリスクが限定(最大リスクは株価が0円になる)されますが、ショートのポジションはリスクが無限大(株価の上昇の可能性は限りがないため)となります。

FXでは円安を狙うのがロング

一方、異なる国の通貨を取引するFXの場合には、やや複雑です。たとえば、米ドル/円の通貨ペアに投資する場合には「米ドルを買って日本円を売る」、つまり米ドル高(円安)で利益の出るポジションをロング(ドルロング)、米ドル安(円高)で利益の出るポジションをショート(ドルショート)と呼ぶのが一般的です。【お金の単語帳】