数ある資格の中には、無料で取りやすいものがいくつもある。「無料の資格なんて取っても意味がない」と思うかもしれないが、より高いレベルを目指す一歩になるし、興味があることを一度学んで整理することで、私生活でも役に立つのではないだろうか。
「色彩士検定4級」──オンラインで無料で受験できる超入門編
「色彩士」は3級以上がデザイナーなどが受ける本格的なものだが、4級なら無料でオンラインで受験でき、すぐに結果が分かる。
「デザイナーなんて目指してない」「色のことを学んでも役に立たない」と思うかもしれないが、人は少なからず色に影響される。売りたい商品のPOP、プレゼンする資料、料理の盛り付け……いろいろな場面で色の知識は役に立つだろう。
3級以上は有料で、税込み6000円〜の受講料がかかる。主宰は全国美術デザイン教育振興会で、文科省などが後援している。
「終活ガイド資格3級」──1時間の学習でOK
「就活ガイド」は1時間の動画を見て、無料でいつでも受けられるウェブテストに合格すれば3級の資格が取れる。高齢社会で、かつ長寿社会となった今、老後の暮らしや人生のよりよい“終え方”への注目が高まっており、自分や家族の終活を考える上でも勉強して損はないだろう。
終活ガイドは一般社団法人終活協議会が認定している資格で、1級ともなると、介護士や福祉施設のスタッフなど、高齢者や病気の患者をケアする職種で活かせる。終活セミナーの講師や終活アドバイザーとしてセカンドキャリアを築く第一歩にもなる。
なお冠婚葬祭サービス業界では、終活アドバイザーとして40~60歳代が活躍しているという。
「日本化粧品検定3級」──不合格でも繰り返し挑戦可
「日本化粧品検定」の3級の試験内容は「間違いがちな化粧品の知識」で、インターネットから無料で受験できる。合否判定時に全問題に解説がついており、不合格でも何度でも挑戦できる。一般社団法人日本化粧品検定協会が行なっており、文科省が後援している。
女性は(最近は男性も)化粧をする人が多く、また直接肌や塗ったり載せたりするため、間違った知識で扱うと、ダメージにつながる。自分も化粧をするという人は、この資格受験で正しい知識を持っておけば、自分にも役立つだろう。
化粧品・美容業界では約90%の認知度があり、履歴書にも記載できる。求人にも「検証品検定の資格をお持ちの方」と掲載されていることもある。化粧品関連企業なら事務職や人事職でも資格取得が推奨されている。
2級を取ってドラッグストアに内定した事例もあるが、転職やキャリアアップに活かしたいなら、1級を目指すと良いだろう。
文/編集・dメニューマネー編集部
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