「スペーシア」「ハスラー」「ワゴンR」などの軽自動車が人気の、スズキ <7269> 。創業時は今とは全く違うものを製造しており、それが当時の社名の由来です。同社の昔の名前、知っていますか？

大工職人だった創業者により設立

スズキは、創業者の名前が由来です。同社は、大工職人だった鈴木道雄氏（1887-1982）が、織機職人に転向し、織機を製造するため創業したことがはじまりです。

創業当初は、木製や鉄製の織機を手がけていましたが、織機の寿命は半永久的であることから、1950年代から自動車産業への転換を決めます。その後1954年には二輪車、1955年軽自動車「スズライト」を発売しました。当時の大卒初任給が1万1000円、販売されていた市販車は67～96万円だったのに比べ、スズライトは37～42万円と手が届きやすく、性能なども高かったことから人気を集めました。1965年からは小型車にも参入しています。

スズキの創業当時の社名は、「鈴木式織機製作所」。1920年に法人化し、鈴木式織機株式会社へ変更。当時の資本金は50万円でした。1954年にスズキ自動車工業株式会社へ変更し、1990年に現在のスズキ株式会社へ再変更しました。

文/編集・dメニューマネー編集部

【関連記事】
・「老後破産」しないために読みたい
・ブラックリストでも作れるクレカ5選【PR】（外部）
・今持っている株を売って新NISAで買い直したほうがいい？
・会社に転職活動がバレない転職サイトの機能
・「dジョブスマホワーク」で高ポイントをもらう方法