アパートやマンションを契約する時に支払う「敷金」は、退去する時に戻ってくるものですが、全額戻ってきた経験のある人は少ないようです。それはなぜでしょうか?生活する上で、いくつかのことに気をつけるだけで、敷金をしっかり取り戻せるといいます。
敷金が戻ってくる条件は?負担しなくても良いことは?
敷金は基本的に戻ってくるものですが、それには条件があります。家賃を滞納していないことや、大きな修繕の必要がないことです。
しかし、暮らしていると部屋のあちこちに傷はつくもので、負担しなければいけないものと、しなくていいものはどう判断するかというと、日常生活の中で自然と生まれる変化による傷みは、大家の負担になり、借主は負担する必要がありません。
たとえば家具を設置した床のへこみや、電化製品を置いた後ろの壁ヤケも負担しなくて良い変化です。
敷金が差し引かれてしまう原因は?
借主が負担しなければいけないのは、自分や家族が原因でできた汚れです。たとえば、タバコのヤニや子供の落書きで壁が変色してしまった場合、結露を放置して床にカビが生えてしまった場合などです。
特に小さい子供がいるファミリーや喫煙習慣のある人は、使い方を注意しましょう。
うっかりミスにも注意
このほかにも、うっかりした結果、敷金から差し引かれてしまう場合もあります。たとえば、鍵をなくして付け替える必要が生じた、お風呂をカラ炊きして壊してしまった、といったものです。キッチン、特にコンロ周りの油汚れを放置して落ちなくならないよう、日々の掃除でしっかりきれいにしておきましょう。
ペットの汚れは飼い主の責任
ペットが原因による汚れや破損も、入居者の負担で、これはペット可物件でも同じです。トイレは場所を決める、網戸を引っかいたりしないなど、事前にしつけしておくと良いでしょう。
構成/デザイン・あおやまふみこ(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部
画像・stock.adobe.com
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