10月からルールが変更されたふるさと納税で、主に「食品」が大きな影響を受けているというが、ルール変更の影響が少ない、これからの行楽シーズンに向けてお得な返礼品にはどんなものがあるだろうか。
「体験型」返礼品なら休日を満喫できる──パラグライダー、飛行機操縦……
今回のルール変更では、経費の項目が厳しくなっており、送料がかさむ返礼品は値上りなどの可能性があるが、“体験型”の返礼品はその影響が少なく、行楽シーズンにはピッタリだ。
たとえば千葉県富津市の返礼品には「モーターパラグライダー1日体験」があり、寄附3万4000円で、内房の海を見下ろしながら上空100メートルを飛べるという。いつでも申し込みでき、1ヵ月以内にチケットが送られてくる。
また、東京都品川区の「フライトシミュレーター操縦体験」は、ボーイング777のフライトシミュレーターで飛行機の操縦を疑似体験できる。寄附金額が9万円と少し高いが。本物のパイロットが同席してくれることもあり、飛行機好きにはたまらないだろう。こちらも通年申込ができて、チケットの有効期限は6ヵ月だ。
愛知県豊橋市の「ファイヤータートル体験」は、寄附1万5000円で最新の消防車両に乗ったり、消化活動を体験できたりする。全国に6台しかない中型水陸両用車にも乗れるといい、4人まで参加できるので子供と一緒に楽しめるだろう。
「趣味や推し活」が楽しめる返礼品──将棋イベント参加、ラリー観戦
ふるさと納税には、趣味や推し活を後押ししてくれるような返礼品もある。
福岡県北九州市は、藤井聡太竜王と伊藤匠七段が対戦する「第36期竜王戦七番勝負第3局北九州対局」の前夜祭と宿泊、大盤解説会参加券がセットになったツアープランを返礼品としている。
プランは大きく2種類あり、竜王戦プレミアムプランは10月24日(火)の前夜祭とリーガロイヤルホテル宿泊、10月25(水)の大盤解説会がセットになっており、寄附金額は9万9000円。もう一つのシンプルプランは宿泊と大盤解説会のセットで寄附金額は4万円だ。なお対局が見られるわけではないようだ。
販売期間は10月3日(火)の23:59までなので、将棋好きや藤井聡太推しは急いだほうがいいだろう(既に締め切りになっている場合もある)。
このほか、愛知県の恵那市、豊田市、岡崎市はWRC(FIA 世界ラリー選手権)の最終戦「フォーラムエイト・ラリージャパン2023」観戦チケットを返礼品にしている。ラリーは11月16日(木)~19日(日)の期間開催されるが、観戦できる日は各市によって異なり、寄附金額も1万5000円から5万円と幅がある。
ふるさと納税なら、この世界的なレースをお得に体感できるのだからモータースポーツファンにはたまらないだろう。こちらの受付期間は10月15日(日)午後11時59分までだ。
文/編集・dメニューマネー編集部
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