普段当たり前に利用している電車。しかし日本では当たり前のことでも、外国の方からみると「何だこれは!」と驚かれることも多いのです。今回は日本人にとって当たり前の電車に関するアレコレを中国人の目線からご紹介します。日本の電車の不思議さや面白さを改めて実感してみましょう。
時間に正確すぎる?
国内でも、ときおり荒天や人身事故、送電トラブルなどで電車の運行に1時間前後の遅れが発生することがあります。電車を利用する人達からするとため息もののトラブルですが、海外の場合は何ひとつ問題がなくても、電車が1時間遅れるのは珍しくありません。
日本のように待ち時間がほぼない状態で電車を乗り換えたり、サスペンスにある犯罪トリックに電車のダイヤを使ったりするのはかなり難しいことなのです。
清掃スタッフの神業
電車は折り返し運転されることも多くあります。乗客が降りたあとの掃除の素早さも日本ならではの神業。公共の乗り物にゴミが落ちていない点も日本が誇れる部分です。
新幹線の清掃の場合、約20名の清掃員が客室はもちろんトイレ、洗面台まで10分ほどできれいに掃除してしまいます。ゴミ拾いや灰皿、テーブルの清掃はもちろん、なかには何かをこぼして濡れてしまったところがあるかもしれません。ゴミひとつなく、枕カバーも美しく整えられているのはまさに圧巻です。
新幹線のトイレは超高級?
中国のトイレ事情といえば、トイレットペーパーは水に流さず備え付けのごみ箱に捨てるのが一般的。そもそもトイレットペーパーは設置されていないことが多く、自分で持ち歩かなければなりません。
一方、日本の新幹線には、トイレットペーパーが付属。使い終わったら流してしまうこともできます。なかには、自動開閉便座やウォシュレットを備えた車両もあるのです。
日本の電車には魅力がいっぱい
電車の運行が遅れたりゴミが落ちていたりするとイライラする方も多いでしょう。慣れてしまえば当たり前ですが、実は日本の電車には利用しやすいポイントがたくさんあるのです。海外の方の目線から、電車の良さを振り返ってみませんか?
文・鈴木郁恵
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