「鉄道の日」(10月14日)にちなんでJRグループが発売している割引切符「秋の乗り放題パス」は、JR全線に3日間乗り降り自し放題のお得なもので、10月7日から使えます。10月22日までなので、秋の旅行をお得に楽しめそうです(価格はすべて税込み)。
「秋の乗り放題パス」は3日間列車が乗り放題になる切符
「秋の乗り放題パス」の対象になるのは、JR全線の快速と新快速を含む普通列車とBRT、JR西日本 <9021>の宮島フェリー、JR東日本 <9020> とJR九州 <9142> のバスです。料金を追加で支払えば普通車の指定席とグリーン車には乗れますが、新幹線と在来線の特急列車、急行列車には乗れません。
料金は大人7,850円、子供3,920円で、1日あたり大人は2,616円、子供は1,306円です。販売期間は10月20日までで、使えるのは10月7日から22日までです。JR各駅のみどりの窓口や一部を除く指定席券売機、旅行会社などで買えます。
使うためには条件があり、それは“3日間続けて”使うことです。たとえば10月8日に1日目の乗車をしたら、9日、10日に乗る必要があります。間に日を空けて使えないのです。
「青春18きっぷ」とどう違う?
乗り放題の切符というと、「青春18きっぷ」がありますが、こちらは料金が大人が1万2,050円なので、「秋の乗り放題パス」のほうが1万円近くお得です。
また、「青春18きっぷ」は春休みや夏休みなどの長期休暇の時期に販売されますが、「秋の乗り放題パス」は10月なので、混雑をさけて旅行を楽しめるのも魅力です。
さらにパスで乗車した日にJRホテル加盟グループの宿泊施設に泊まれば、割引などの特典も受けられます。
具体的な旅行プラン2案
全国どこでも使えますが、いくつか注目の旅行プランを紹介すると、JR西日本の宮島フェリーで電車+船の旅を楽しむのはどうでしょうか。10月15日には厳島神社(広島県廿日市市)で「菊花祭」が開催され、舞楽鑑賞もできます。
また同じ時期に、北海道新幹線が使える「秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券」が販売されるので、北海道旅行もよいでしょう。
このオプション券は、北海道新幹線の奥津軽いまべつ−木古内間、道南いさりび鉄道線の木古内−五稜郭間を、それぞれ片道1回利用できます。大人2,490円、子供1,240円です。
このオプション券と組み合わせれば、津軽海峡を越えて北海道旅行も楽しめます。新幹線が木古内駅を発車すれば、進行方向右側の車窓から函館山の雄大な景色が見られるでしょう。
なお、北海道新幹線と道南いさりび鉄道線の両方を使う場合、どちらも同じ日に乗ることが条件なので気をつけましょう。
文・山田千景(ライター)
編集・dメニューマネー編集部
【関連記事】
・節約の味方!コストコ活用術
・コスパ最高の格安SIM【PR】(外部)
・引っ越しや転職で9月からの手取りが減る?
・「老後資金」の作り方【PR】(外部)
・お金持ちに学ぶお金の考え方