浪費というと「金遣いが荒く派手」というイメージがありますが、倹約家に見えて実は浪費してしまっている人も少なくありません。浪費につながる意外な性格を知り、自分のお金の使い方を振り返ってみましょう。
1 誘われると断れない
食事や旅行に誘われると断れない人は、結果として浪費してしまっていることがあります。
「断るのは悪いから」「行けば楽しいから」と気乗りしない誘いを断らずにいると、なかなかお金は貯まりません。自分にとって必要のない出費は浪費とみなし、思い切って断る勇気を持つことも大切です。
エスカレートすると「お金を貸してほしい」「おごってほしい」といった頼みも断り切れず、損をしてしまうこともあるため、少しずつ自分を変えていきましょう。
2 人と比べて落ち込む
人と比べて落ち込むことの多い人は、自由になるお金が手に入ると、お金で人より優位に立とうとして浪費に走ってしまうことがあります。
しかし、お金で人に勝とうとしても、上には上がいるためきりがありません。一時的に気分が良くなっても、結局はむなしさが残ります。
収入に見合わない浪費を続けると、貯蓄もできず、あとで後悔することになりかねません。
大学生で一人暮らしを始める、社会人になって給与をもらうなど自由になるお金が手に入るタイミングでは、見栄のためにお金を使っていないか自分を振り返りましょう。
3 「なんとかなる精神」で生きている
何事も「なんとかなる精神」で生きている人は豪快だったり、愛嬌があったりして魅力的ですが、自分では気づかず浪費をくり返してしまっていることがあります。
「今日は疲れたから」と頻繁にデリバリーを頼んだり、「楽だから」とスーパーよりも割高なコンビニで買い物をしたりしていると、暮らしぶりが普通でも想像以上に生活費がかさみます。
また、クレジットカードの支払方法がリボ払いになっていることに気づかず、利息が雪だるま式に増えているといったケースもあります。
そのまま暮らしていると、「気づいたら同年代の平均的な貯蓄額を大きく下回っていた」ということにもなりかねません。少額でもよいので貯蓄を始め、決められた予算内で生活費をやりくりする習慣を身につけましょう。
文・木崎 涼(ファイナンシャル・プランナー)
編集・dメニューマネー編集部
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