酢やみりんなどの調味料の製造・販売で知られる、ミツカン。食酢・ぽん酢・めんつゆ・鍋つゆ市場の国内シェア1位(2019年3月~2020年2月)です。ミツカンの昔の名前、分かりますか?
創業は江戸時代中期
ミツカンのマークは創業者の家紋が由来で、三本の線を「ミツ」、〇を「カン」(環)とよび、合わせて「ミツカン」になりました。1884年に商標登録されています。
同社の創業は江戸時代中期の1804年。中野又左衛門氏(1756-1828)が、当時江戸で人気だった「早ずし」(現在の握りずしの原型)に使われていた高価な米酢にかわる、粕酢(酒粕を原料とする酢)づくりをスタートさせたことがはじまりです。
中野氏が完成させた粕酢は大好評。江戸の人気すし屋が次々と粕酢を使うようになり、握りずしと共に大ブームとなったそうです。
1889年にはビールの販売をはじめ、1896年からより自社醸造ビール製造を開始します。のちに誕生した「カブトビール」は、かつては全国5位のシェアを誇るほどでした。なお、1943年に製造終了しています。
そんなミツカンは個人事業から1923年に株式会社を設立。当時の社名は「株式会社中野酢店」(なかのすみせ)でした。
2014年にミツカングループ本社からアルファベット表記の「Mizkan Holdings」(ミツカンホールディングス)へ変更。「mitsukan」ではなく、「mizkan」にした理由は、短くすることで世界中の人に覚えやすく、革新的にするためだそうです。
文/編集・dメニューマネー編集部
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