「マツキヨ」の愛称でおなじみのドラッグストアを運営している、マツモトキヨシ。2021年にココカラファインと経営統合し、現在はマツキヨココカラ&カンパニー <3088> のグループ企業です。そんな同社の昔の社名、知っていますか?
革新的なアイデアで薬局のイメージを一新
同社は1932年、創業者の松本清氏(1909-1973)が千葉県にオープンした薬局がはじまりです。店舗には空箱を陳列して品ぞろえの多さをアピール。また、商品がない場合は他店から購入して調達するなどの親身な対応や、店頭で飼い始めた猿が人気を呼びました。
その後、上野アメ横に都市型ドラッグストアをオープン。松本氏がアメリカのドラッグストアで学んだことを活かし、明るい照明で開放的な間口、化粧品のテスターを用意するなど革新的なアイデアを盛り込んだ店づくりを行い、多くの人が体調不良の時にだけ来店していた薬局のイメージを一新しました。
そんな同社のもともとの社名は、「松本薬舗」です。その後1951年、店名を薬局マツモトキヨシへ変更。店の名前を自分の名前にすると覚えてもらえることと、当時は戦後でハイカラなことが理由で、カタカナ表記にしたそうです。
1954年に法人組織へ改組し、2007年持ち株会社である株式会社マツモトキヨシホールディングスを設立しました。2021年、株式会社ココカラファインとの経営統合に伴うグループ再編により、新設分割で設立されたマツモトキヨシグループの子会社となっています。
文/編集・dメニューマネー編集部
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