原油価格の値上がりが続く中、中東情勢の混乱でさらに値上がりしそうで、この結果、株価が上がる企業があります。原油価格の代表的な指標（WTI原油先物）は3月17日に今年の安値を付けていますが、ここから10月16日までの期間中、日経平均はおよそ16％上がっただけですが、紹介する3銘柄の中には50％以上、上がったものもあります。

INPEX──エネルギー開発で国内最大手、株価は58%上昇

日本最大級の石油や天然ガスなど総合エネルギー企業であるINPEX <1605> は、UAEやインドネシア、やオーストラリアなど世界20ヵ国で事業を行っています。

予想配当利回りは3.5％で、3月17日から10月16日までの間に株価は、1349円から約2131円に58%上がっています。

日揮ホールディングス──原油プラント建設で多くの実績、株価は22%上昇

エネルギーなどプラント建設の国内最大手・日揮ホールディングス <1963> は、原油などの分野では中東、北アフリカなどを中心に多くの実績があります。

株価は1963円で3月17日の終値は1563円だったので22％値上がりしました。予想配当利回りは2.1％です。

ENEOSホールディングス──石油元売りやエネルギー開発も　予想配当利回りは4％

国内の石油元売り最大手のENEOSホールディングス <5020> は、東南アジアで石油や天然ガスの開発プロジェクトを手がけています。

株価は556円と3月17日の約454円から22％値上がり。予想配当利回りは4％と4銘柄で最も高いです。

※ 本記事は原油関連株の過去のパフォーマンスなどを紹介することを目的としたもので、投資の推奨をするものではありません。

文・北川茂樹（Webライター）
編集・dメニューマネー編集部

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