農地面積は国土の4%
国土の95%は砂漠に覆われているにも関わらず、主要な産業は農業で、国内で栽培・消費されているお米の約8割は日本と同じジャポニカ米です。紅海や地中海に面し、ナイル川が流れています。水辺に面している地域では水産業も盛んです。「埃及」とはどこの国でしょうか?
正解はエジプトです。正式名称はエジプト・アラブ共和国です。
カイロ郊外の砂漠にそびえるピラミッドやスフィンクスは古代エジプト文明の象徴で、観光地としても人気です。
国土のほとんどがサハラ砂漠と西方砂漠おおわれているエジプトの主要産業は農業。主要農産物のうち、デーツは生産量世界第1位、オレンジは輸出量世界第1位です。
しかし、国内で消費される食料については輸入に頼る部分が大きく、主食である小麦の輸入量は世界最大。日本と同じく食料の純輸入国です。
ちなみに、砂漠が国土の95%を占めるせいで農地面積は約4%しかありません。今後は灌漑等により2030年までに約5%まで広げることが目標のようです。
コロナ禍で成長するヘルスケア産業
エジプトではスタートアップエコシステムが拡大しています。政府は起業促進のための法整備を行っており、エジプトの首都であるカイロは、中東やアフリカの中でも起業数が多い都市となっています。
ICT を活用してさまざまな分野で起業する動きが加速していますが、特に、新型コロナウイルス発生以降ベンチャー投資が減少する中、成長するヘルスケア分野に注目です。
医療系スタートアップのロロジーは、エジプト国内で80以上の病院と提携しており、病院や画像センターと放射線科医師をオンラインで結ぶ遠隔放射線診断のプラットフォームを提供しています。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2021年7月25日公開記事)
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