ケンネルコフを引き起こしているかもしれない──。ペット業界で働く人や、犬を飼っている人が使う業界用語の中に、「ケンネルコフ」という言葉があります。これは、犬に起こるある症状のことを指しますが、いったいどんなことでしょうか。
伝染性が高い 「ケンネルコフ」とは
「ケンネルコフ」とは、別名「犬風邪」とも呼ばれる伝染性気管支炎のことです。咳を特徴とする、呼吸器の病気を総称してケンネルコフと呼びます。
感染経路は飛沫感染や接触感染 で、伝染性が高いウイルスや細菌から起こります。
症状は、乾いた咳や発熱で、症状が悪化すると、のどの周辺にさわれるのを嫌がるようになったり、ゼーゼーとした呼吸音が聞こえたりすることもあります。
また、咳の刺激によっては吐き気を引き起こすこともあるので注意が必要 です。
都道府県によって異なる多頭飼育届出制度
社会問題にもなった多頭飼育崩壊は、悪臭・騒音といった周辺環境の崩壊、近隣住民とのトラブルにも繋がります。
このような状況から、各都道府県では「多頭飼育届出制度」を導入する自治体も増えています。
埼玉県を例に挙げると、犬・猫を合計で10頭以上飼養する人は、県内の各保健所、又は県動物指導センターで届け出が必要です。
ケンネルコフは集団生活する環境下では伝染スピードが速く、本来数週間で治るものが、免疫力の少ない子犬や老犬では他の感染症にも感染し、重症化する場合がある ので、適切な環境管理での飼育や、ワクチン接種などの予防を図ることが大切です。
文/編集・dメニューマネー編集部
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