コンビニには、店舗によって無印良品(良品計画 <7453> )やダイソーなど、日用雑貨も取り揃えており、幅広い商品が手ごろに買えるようになりました。コンビニの業界用語の中に「エンド」と呼ばれる、ある場所を示す言葉があります。いったいどんな意味なのでしょうか。
販売促進のカギとなる「エンド」
「エンド」とは店内の中央部分に配置されている陳列 の、両端にある陳列スペースのことです。このスペースは、来店者にとって目に留まりやすい位置で、店舗ごとに商品内容や展示方法を工夫しています。
また、出入り口に一番近いエンドを「プロモーションエンド」と呼びます。この「プロモーションエンド」とレジの向かい側にある「エンド」は、特に来店客の目に留まりやすく、衝動買いが誘発しやすいエリアです。
手に取りやすいガムやのど飴、栄養ドリンクがよく陳列されていますが、逆に売れ筋が良くない商品を陳列して、底上げを図ることもあります。
人間の習性を活かした陳列の工夫
よく思い返してみると、全国のコンビニのレイアウトはどれも似通っています。これは、販売促進、購入意欲の論理に基づいて計算しているからです。
また、人の視線は正面を見たあとに右に視線を移動させる習性があります。
陳列棚にある各ジャンルの商品の中には、売れ筋の主力商品を真ん中に置き、その右横に新商品やおすすめ商品をおいていることもあります。
日常生活に欠かせないコンビニですが、店舗の戦略にはまっていることも多いようです。
文/編集・dメニューマネー編集部
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