目薬や化粧品の製造・販売で知られる、ロート製薬 <4527> 。2023年10月10日、目の愛護デーに大阪で行われたドローン300台を使ったショーが話題となりました。同社の昔の社名、分かりますか？

明治時代に大阪で創業

同社は1899年、大阪で山田安民（やすたみ）氏（1868-1943）により創業。明治維新後の食生活の変化により胃病患者が増えたことから、胃腸薬を発売するため起業したといいます。

その後、1909年頃から結膜炎のトラコーマが流行したことから、点眼薬を発売。この時の商品名が「ロート目薬」でした。眼科学の権威・井上豊太郎博士が処方し、その恩師・ロートムンド博士の名前から商品名が付けられました。

その後、1962年に胃腸薬「パンシロン」、1975年にアメリカ・メンソレータム社の商標専用使用権を取得し、リップスティックを発売。

1988年にはメンソレータム社を買収しました。化粧品「オバジ」は2001年から、「肌研」（ハダラボ）は2004年から販売されています。

そんな同社の創業時の社名は、「信天堂 山田安民薬房」。1949年に法人化し、「ロート製薬株式会社」となりました。

文/編集・dメニューマネー編集部

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