円安が進むと、私たちの生活にはどのような影響があるでしょうか？海外旅行に行かなければ関係ないと思われがちですが、実は日本で生活していても影響を受けます。円安の仕組みを理解して、生活や投資に役立てましょう。
円安はどういう状態？
「円安」とは円の価値が下がることです。例えば1ドル100円で買えたのに、150円ないと買えなくなった、これは「円安」です。 反対に、1ドル100円していたのに80円で買えたなら、「円高」で円の価値が上がっている状態といえます。
円安になる原因はさまざまですが、外国からの投資の減少や貿易収支なども関係しています。
円安の影響は？家計の負担はどうなる？
円安が進むと原料を輸入に頼っているモノの値段が上がり、食料品や資源など多くの商品が影響を受けます。これにより毎月の食費が上がったり、車を使う地域ではガソリン代の出費を感じたりすることが増えるでしょう。
このほかにも、海外旅行先で支払うお金が高くなり、円高の時に比べて費用がかかります。
円安が嬉しい業界もある
円安が進むと儲かる業界もあります。例えば外国人は安く日本に来られるので、観光地がにぎわいます。これにより飲食業や宿泊業にも観光客が増えて繁盛するでしょう。
また、自動車や家電メーカーなど輸出を行っている業界は、海外に安くモノを売れます。商品が安くなれば売れやすく、利益を出しやすくなります。
円安の投資に向いている商品は？
投資の判断はどうすればよいでしょうか。円安では円の価値が下がるので、円建ての商品は弱くなります。今後も円安が進むと考えるなら、外国株や外貨建て商品の購入を検討すると良いでしょう。 また、輸出や製造業など、円安の恩恵を受ける業界の株も注目です。
構成/デザイン・あおやまふみこ（フリーライター）
編集・濱田 優（dメニューマネー編集長）
画像・stock.adobe.com
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