リンナイ <5947> は、家庭用の給湯機やコンロのほか、業務用のレンジや炊飯器を製造・販売しています。現在の社名は、創業者2人の名前が由来です。そんなリンナイの昔の社名、分かりますか？

小学校の同級生の2人で創業

創業者は内藤秀次郎氏と林兼吉氏。2人は小学校の同級生で、就職先も同じガス会社でした。内藤氏はある日、今川焼屋で見た外国製のガスコンロの青い炎の美しさに感動し、国内での製造を決意。自宅で試作を繰り返し、1918年国内初の石油コンロの製造に成功しました。

1920年、内藤氏と林氏によりコンロを製造・販売する会社を創業したのが、リンナイのはじまりです。現在の社名は、林氏の名字を音読みにした「リン」と内藤氏の「ナイ」を合わせたものです。

1923年からよりガステーブルコンロやガス湯沸かし器などを製造し、国内のほか輸出による販売をはじめました。ガステーブルコンロにグリル機能が搭載されたことや、ガスファンヒーターが誕生したのは、同社の技術によるものです。

そんな同社のもともとの社名は、「林内商会」です。1940年には林内航空機製作所へ変更し、1950年には株式会社に改組し、株式会社林内製作所になりました。1971年に現在の社名であるリンナイ株式会社へ変更しています。

文/編集・dメニューマネー編集部

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