目薬、鼻炎薬など医薬品の製造・販売で知られる、久光製薬 <4530> 。

肩こりや筋肉痛の時に使う人も多いであろう、「サロンパス」は世界中で愛用されており、鎮痛消炎貼付剤の販売シェア世界一に認定されています。久光製薬の昔の社名、知っていますか？

創業は江戸時代

久光製薬の歴史は古く、1847年久光仁平氏により佐賀県で創業。創業時は、置き薬を販売していました。

2代目・与市氏が継いだ明治時代から、薬の製造をはじめます。1869年、健胃消毒剤・奇神丹（きしんたん）、1907年に貼り薬・朝日万金膏（あさひまんきんこう）を発売しました。

朝日万金膏は、大正時代にスペインかぜが流行したとき、関節痛を和らげると評判となりよく売れたそうです。しかし独特のにおいや、はがした時皮膚に黒い跡が残るという欠点がありました。そこを改良して誕生したのが、1934年に発売された「サロンパス」です。

同社のもともとの社名は、「小松屋」。 1871年に久光常英堂へ変更、1903年に法人化し、久光兄弟合名会社となります。1951年に久光兄弟合名会社、三養基製薬株式会社、田代鉱機工業株式会社の3社が合併し、社名を久光兄弟株式会社に変更 。1965年に現在の社名である久光製薬株式会社に再変更しました。

文/編集・dメニューマネー編集部

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