定年退職後に熟年離婚しないようにするためには、お金のことを夫婦で話す機会を作らなければならない。現役時代よりも収入が減って、年金やパート・アルバイトで生活する夫婦はなおさらだ。老後も円満な関係を築くためには、次のようなことに気をつける必要がある。
老後の夫婦が仲良く過ごすためにやってはいけないNG行動
厚生労働省発表のデータによれば、2019年の時点で日本人男性の平均寿命は81.41歳、女性が87.45歳で、65歳で退職しても先は長いことが想像できる。定年後の長い人生を夫婦で仲良く過ごすには、どのようなことをしてはいけないのか。
お互いの趣味や行動を干渉しない
まず気をつけたいのが、お互いのやることを干渉する言動だ。
相手の趣味に対して、「そんなのやめときなよ」「どうせ長続きしないのに」などと口出しするのは控えたほうがよいだろう。言われたほうはイラっとし、お互いの関係も悪くなりかねない。
毎日の行動についても同じだ。「また出かけるの?」「誰と会うの?」といった発言があまり目立つと、言われたほうとしては「自由にできない」「干渉されている」と感じるかもしれない。
お互いを信じて、それぞれの自由を尊重するようにしよう。
相手に理想を押し付けない
「こうあるべき」という理想を相手に押し付ける言動も控えたほうがよい。
たとえばお互いが担当する家事に口出ししたり、勝手に1日の予定を決めてそれを強要したりといった言動は、ケンカのもとになりかねない。
長年連れ添った夫婦でも、価値観や習慣の違いは当然あるものだ。
お互いある程度妥協をすることが、長い老後生活を楽しく過ごすポイントといえる。
最悪離婚の危機も?……夫婦の仲が悪くなる家計のNG行為
家計が苦しくなるほど夫婦関係が悪化し、離婚に至る夫婦が多いといわれている。その危険度が高い「夫婦仲が悪くなる家計のNG行為」を見てみよう。
家計の現状を夫婦で共有していない
家計の現状を夫婦で共有していないと夫婦仲が悪くなる。
特に危険なのが、夫婦の一方が家計の全権を握り、もう片方は何も知らないケースだ。
たとえば、家計を握る方が浪費家の場合は貯蓄がないケースや多額の借金があるケースが目立つ。
配偶者がそれを知って驚き、夫婦仲が悪化して離婚に至るケースも少なくない。
逆に家計を握る方がケチな場合、生活費など配偶者が使うお金を制限する経済的DVが目立つ。
その結果配偶者が逃げ出す、あるいは生活費に困って借金に手を出すなどして離婚に至るケースも後を絶たない。
そのような事態を回避するためにも、夫婦が家計の情報を共有するのは鉄則だ。
子どもや孫にお金をかけすぎる
子どもや孫にお金をかけすぎる夫婦は、老後資金不足で夫婦仲が悪くなる恐れがある。
子どもや孫かわいさでついお金を出すことはよくある話だ。しかし、それが度を過ぎれば老後資金が大きく減って生活が苦しくなり、夫婦関係悪化の引き金となってしまう。
また、過度な資金援助は子どもや孫の自立を妨げる要因にもなりかねない。その典型例が親子共倒れとなる「8050問題」だ。
自分たちの老後生活を守るためにも、子どもや孫の自立を促す意味でも、子どもや孫に必要以上にお金をかけるのはNGだ。
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最悪離婚の危機も?…夫婦の仲が悪くなる家計の絶対NG行為4選
文/編集・dメニューマネー編集部
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