食べ物の多くには賞味期限や消費期限が決められていますが、「賞味期限が数ヵ月過ぎたものでも平気で食べてしまう」という人もいるのではないでしょうか。食品の中には、賞味期限が切れたら食べてはいけないものがあります。
豆腐――数日なら加熱して食べられるけど……
豆腐は未開封で冷蔵庫に入れていた場合、賞味期限が切れていても2~3日程度なら熱すれば問題なく食べられるといいます。
しかし、念のためパックが膨張していないか、酸っぱいにおいがしていないか、水や豆腐が黄色く変色していないかなど、傷んでいないかチェックしてから食べるようにしましょう。
また、賞味期限が1週間以上過ぎてしまっているのなら、傷んでいると思ってよいでしょう。
カット野菜――1日でも過ぎたら要注意
市販のカット野菜には鮮度を保つパッケージが使われているため、未開封の場合の賞味期限は3~4日となっているものが多いです。開封したものは、原則としてその日のうちに食べきりましょう。
未開封でも、賞味期限が1日でも過ぎていたら傷んでいないかチェックが必要です。処分する目安は、酸っぱいにおいがしたり、買ってきたときと比べて明らかに色が変わっていたり、ぬめりがあったりした場合です。
「熱してから食べたのにおなかを壊した」という人もいるので、しっかりチェックしましょう。
納豆、チーズ――見た目や臭いの変化に注目
「納豆やチーズは発酵食品だから、賞味期限が切れても大丈夫」と思っている人もいるでしょう。しかし、腐敗と発酵は違うので要注意です。
きちんと冷蔵保存されていた納豆は、賞味期限が3日過ぎた程度なら食べられることが多いです。
1週間程経つと、風味が落ちていきます。ツンとするにおいがする場合や、どろっとした感じがある場合は処分しましょう。
チーズは正しく保存できていた場合、賞味期限が1ヵ月ほど過ぎていても食べられることがあります。
ただし、アンモニア臭がしたり、苦みや酸味を感じたりした場合は、すぐに吐き出して処分しましょう。やはり、賞味期限以内に食べきるのが望ましいです。
卵――生食は絶対に避ける
卵の賞味期限は「安心して生食できる」期限です。日本人は卵を生で食べることが多いので、賞味期限には注意したいところです。
賞味期限が数日過ぎた卵は、十分に熱してから食べましょう。
ただし、日が経ちすぎてしまったものや常温で保存していたものは避け、卵を割った時に卵黄や卵白が平べったく広がるものは処分しましょう。
パン――冷凍しても2週間が限度
パンはカビが生えやすく、傷みやすい食品の一つです。賞味期限内に食べきれない場合は、ラップで包んで冷凍保存しましょう。
ただし、凍らせたとしても1~2週間が限度です。ラップなどで包んでいたとしても、パンの中の水分は少しずつなくなっていき、風味も落ちてしまいます。
安全のためにも、食べ物はできるだけ賞味期限までに食べきりましょう。
文/編集・dメニューマネー編集部
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