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投信のクレカ積立でポイ活、「即売り」ポイントがもらえなくなる?

2023/11/09 05:00

ポイ活好きの間では、投信をクレジットカード決済で積み立て購入し、すぐに売ってポイントをもらう「即売り」という方法が注目されてきましたが、この手法ができなくなりそうです。大和コネクト証券のルール変更が話題になっています。 大和コネクトのルールはどう変わる? 大和証券グループ本社 <8601> の子会社である大

ポイ活好きの間では、投信をクレジットカード決済で積み立て購入し、すぐに売ってポイントをもらう「即売り」という方法が注目されてきましたが、この手法ができなくなりそうです。大和コネクト証券のルール変更が話題になっています。

大和コネクトのルールはどう変わる?

大和証券グループ本社 <8601> の子会社である大和コネクト証券では投資をするとdポイントやPontaポイントなどがもらえ、投信の積み立て購入をセゾンカードなどで設定すると、「買い付け金額」の最大1%の永久不滅ポイントが付与されていましたが、2024年1月から「買い付け金額」から「売却金額」を引いた金額に変えると発表しました 。

なぜ「即売り」するかというと、買った投信が値下がりするリスクを避けるためです。毎月投信を買ってポイントをゲットし、すぐに売ってしまえば、買った時とほぼ同じ値段で売れるので、ポイント分だけ、まるまるお得なわけです。

しかし、来年からポイント付与の対象が「買った額」から「売った額」を差し引きした金額になると、買った額と売った額が同じであれば、ポイントはもらえなくなります。このため、「即売り」を利用としたポイ活が今後できなくなると考えられるわけです。

他の証券会社はどうか?

今回発表したのは大和コネクト証券ですが、他の証券会社はどうかというと、今後追随し、「即売り」に対して制限をかける可能性がありそうです。

たとえばauカブコム証券ではau PAYカードで決済すると 、投信積み立てでPontaポイントを貯められますし、楽天証券では、楽天ポイントがもらえま す。マネックス証券では、マネックスカード経由で の投信積み立てでマネックスポイントが獲得できます。

そもそも証券各社は、投信を長期・積み立ての投資手段としてほしいと考えているので、その趣旨からすると変更は仕方ないと言えるかもしれません。

ただ、新NISAが始まるのにあわせて、毎月のクレカ積み立ての上限額が実質5万円から10万円にになることから、証券、クレジットカード各社が顧客の取り込みのためにさまざまなキャンペーンを始めることが予想されます。

文・北川茂樹(Webライター)
編集・dメニューマネー編集部

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