レディースの下着の製造・販売でおなじみの、ワコール。現在は持ち株会社化し、ワコールホールディングス <3591> のグループ企業です。2008年には、若い女性向けの下着ブランド・ピーチジョンも傘下に入っています。同社の昔の社名、分かりますか？

1964年から現在の社名に

同社は1946年、塚本幸一氏により京都でブラジャー生産のため創業。

塚本氏は、ブラジャーの使い心地をよくするために、内側にブラパッドを入れられる内袋を取り付けた商品を開発。他にはない独創的なアイデアで売り上げを伸ばしました。

1952年には阪急百貨店で、日本初の下着ショーを開催。定員300人の会場が満員になる大盛況ぶりでした。“ワコール”が商標として使われはじめたのは、この年からです。

現在でも人気シリーズで機能性に優れたウィングブラが誕生したのは、1966年。その後、1978年に発売したフロントホックブラは、売上目標の7倍の年間約280万枚を超える大ヒットを記録。“女には、前と後ろがあるのです。”という宣伝コピーも話題になりました。

同社の創業時の社名は、「和江（わこう）商事」で、1949年に法人化しました。その後1957年にワコール株式会社へ変更し、1964年株式会社ワコールへ再変更しています。ワコールの由来は、和江を留めるという意味の”和江留”という漢字によるものです。

文/編集・dメニューマネー編集部

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