「一般信用」証券会社ごとに条件が異なる信用取引の形態

2021/07/25 16:30

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株式の信用取引には一般信用と制度信用の2種類があり、一般信用とは金利、貸株料、返済期限などを証券会社が顧客との合意に基づいて自由に決められるものを指します。これに対し、制度信用は返済期限が最長6か月など、取引所が定めた一定の条件で取引され、対象銘柄も取引所によって選定されます。一般信用で買建可能な対象銘柄はほぼすべての

株式の信用取引には一般信用と制度信用の2種類があり、一般信用とは金利、貸株料、返済期限などを証券会社が顧客との合意に基づいて自由に決められるものを指します。これに対し、制度信用は返済期限が最長6か月など、取引所が定めた一定の条件で取引され、対象銘柄も取引所によって選定されます。一般信用で買建可能な対象銘柄はほぼすべての上場銘柄です。ただし、売建が可能な証券会社はごく一部で、その対象や返済期限もまちまちです。

一般信用は返済期限が長いものの、金利が高い

一般信用も制度信用も可能な銘柄を取引する際は、注文の際にどちらかを選びます。一般信用は制度信用に比べて返済期限が最長3年、10年、無期限などと長いものの、金利を高く設定している証券会社が多く、長期で保有し続けると金利がかさむことになります。なお、制度信用で売り建てると逆日歩(株式が不足した際、売り手が買い手に支払う調達コスト)が発生する場合がありますが、一般信用では発生しません。【お金の単語帳】