「ヘリコプターマネー」空からお金をばらまくような究極の金融政策

2021/07/27 06:30

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ヘリコプターマネー(Helicopter Money)とは、中央銀行や政府が対価を取らず、国債買い入れや紙幣発行などで財政資金を投入し、大量の貨幣を市中に供給する経済政策を指します。略して「ヘリマネ」ともいわれます。ヘリコプターがある日突然飛んできて、空から現金をばらまくような方法なので、こう呼ばれています。 中央銀行

ヘリコプターマネー(Helicopter Money)とは、中央銀行や政府が対価を取らず、国債買い入れや紙幣発行などで財政資金を投入し、大量の貨幣を市中に供給する経済政策を指します。略して「ヘリマネ」ともいわれます。ヘリコプターがある日突然飛んできて、空から現金をばらまくような方法なので、こう呼ばれています。

中央銀行や貨幣に対する信頼性が損なわれる可能性も

一時的には景気浮揚の効果が期待できますが、財政規律を害し、中央銀行のバランスシートも債務だけが増えて債務超過の状態になり得ます。そのため、中央銀行や貨幣に対する信頼性が損なわれる危険性があり、平時には行われない「究極の金融政策」とされています。【お金の単語帳】