「廃業」と「倒産」と「休業」と「解散」はどう違う?

2023/11/13 05:00

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昨今のニュースで大きく報じられている、芸能事務所・旧ジャニーズ事務所(現在はSMILE-UP.)の創業者による性加害問題。同社は2023年10月17日付で社名を変更し、被害者への補償が終わり次第、廃業することを決めました。 企業が事業を終わらせる言葉としてよく聞く「廃業」と「倒産」「休業」「解散」という用語は、それぞれ

昨今のニュースで大きく報じられている、芸能事務所・旧ジャニーズ事務所(現在はSMILE-UP.)の創業者による性加害問題。同社は2023年10月17日付で社名を変更し、被害者への補償が終わり次第、廃業することを決めました。

企業が事業を終わらせる言葉としてよく聞く「廃業」と「倒産」「休業」「解散」という用語は、それぞれ意味が違います。どのような違いがあるか、分かりますか?

「廃業」と「倒産」はどう違う?

「廃業」は、企業や個人事業主が事業をやめることです。一口に廃業と言っても、その理由は後継ぎがいないことや、経営状況の悪化によるものなど様々です。

一方「倒産」は、経営が行き詰まり、債務の弁済や取引先への支払いができなくなる状態のことを指します。

倒産したあとの手続きには、会社と債権者の話し合いにより手続きを行う「任意整理」と裁判にて手続きを行う「法的整理」の2つがあります。また法的整理には、会社を消滅させず債務を弁済しながら会社を再建する「再建型」と会社を消滅させ、財産をすべて処分して弁済に充てる「清算型」に分かれます。

「休業」と「解散」との違いは?

「休業」とは、会社の事業を一時的に休止することです。市町村、税務署などに届け出る必要はありますが、会社はそのまま存続し法人登記も残ります。

なお、会社都合により休業する場合には、従業員に対して休業手当を支払う必要があり、納税や税務申告の義務も発生します。

「解散」は、会社の事業をやめることで、ほとんどの場合は株主総会の決議で決まります。解散が決まると、会社を消滅(廃業)させるための手続きがスタートします。

文/編集・dメニューマネー編集部

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