飲食業界には隠語が多く、「あたる」という言葉があります。私たちが「あたる」の言葉から、飲食で連想するのは“食あたり”ではないでしょうか。しかし飲食業界では、「あたりやすい鍋」 といったように使われるようです。 料理中に気をつけなければいけない“ある状況”のことをさす「あたる」とは、どんな意味なのでしょうか? ラーメン店
飲食業界には隠語が多く、「あたる」という言葉があります。私たちが「あたる」の言葉から、飲食で連想するのは“食あたり”ではないでしょうか。しかし飲食業界では、「あたりやすい鍋」 といったように使われるようです。
料理中に気をつけなければいけない“ある状況”のことをさす「あたる」とは、どんな意味なのでしょうか?
ラーメン店の鍋はあたりやすい?
ラーメンを作るとき、脂の濃度が高いスープ類や、野菜を多く使用した鍋底が野菜片により、あたりやすくなります。この「あたる」とは、「焦げる」という意味です。
冒頭で伝えた「あたりやすい鍋」とは、“焦げやすい鍋”のことをさします。
お店の命とも言われるラーメン店のスープは、通常何時間も煮詰めて作られるため、あたりやすくなります。対策として、鍋の底からしっかりかき回すことがあげられます。
「あたり棒」や「当たり鉢」──料理中に使われる別の“あたり”
「あたる=あたり」は意味の広い言葉で、ほかには“数をかぞえる”“骨を抜く”などがあります。
そして料理中の工程である、食材をすり鉢ですりつぶすことを「あたり」と言います。
なぜそう呼ぶのかというと、すり鉢・すりつぶすには“する”という言葉が含まれ、これは「お金をする(なくす)」につながり縁起が悪いとされています。
この“する”の代わりに「当たり鉢」「あたる」「あたり棒」と言われるようになりました。
また、乾物の「するめ」を「あたりめ」と呼ぶのも、“する”という言葉を避けるためのようです。
文/編集・dメニューマネー編集部
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