コンタクトレンズの製造・販売で知られる、メニコン <7780> 。日本ではじめて角膜コンタクトレンズの開発に成功したのは、同社でした。ヒトの眼科分野での技術を活かし、2002年からは犬猫用のコンタクトレンズも扱っています。そんなメニコンの昔の社名、知っていますか？

創業者が独学でコンタクトを研究し開発

メニコンは“目にコンタクト”という言葉が由来で、かつてのテレビCMでは、“目にコンタクトだからメニコン”というフレーズが使われていました。

1950年、創業者の田中恭一氏は、勤務先のメガネ店の常連のアメリカ軍将校夫人からコンタクトレンズの話を聞き、興味を持ちます。それから独学で研究をはじめ、わずか3カ月で日本初の角膜コンタクトレンズの開発に成功。完成したレンズはプラスチック製で、今のハードコンタクトレンズとほぼ同じ形状でした。

1953年から角膜コンタクトレンズを発売し、1967年メニコンが商標登録され、商品名として使われるようになりました。

1952年に創業した同社の創業当時の社名は「日本コンタクトレンズ研究所」でした。1957年日本コンタクトレンズ株式会社を設立し、1965年東洋コンタクトレンズ株式会社へ社名を変更。1987年東京コンタクトレンズと合併し、株式会社メニコンになりました。

文/編集・dメニューマネー編集部

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