飲食業界ではフロアとキッチンで簡潔に情報共有するためや、お客様に分からないよう従業員同士で使うさまざまな隠語が存在します。「昨日は坊主だった」と、飲食を経営する側からすると、残念な状況をさしますが、コロナ渦で緊急事態宣言中であったお店の中には、このような危機があったようです。いったいどんな状況を指すのでしょうか。
飲食業界の「坊主」──坊主のあの状態を連想した隠語
「坊主」とは、「客が1人も来ない状態」のことをさします。ちょっとしたシャレから生まれた隠語で、その一説では“坊主”“もう毛が無い”“儲けがない”と連想されたのが始まりのようです。
類義語として「ノーゲスト(NO GUEST)」があり、お店にお客様がいないことをさします。また、お客様が少ない時間帯であるランチタイムの終わりから夕食の前までの時間帯をアイドルタイムと呼びます。
お客様がいない状況では、フロアの従業員がキッチンに「ノーゲスです!」と伝え、お客様が少ない状況のときは、「アイドルタイム中にこの作業終わらせといてね」など。このように隠語が日々使われているのです。
釣り業界の「坊主」──お坊さんが精進料理を食することから生まれた隠語
飲食業界の他に、釣り業界でも使われる「坊主」。釣り人が「せっかくの釣り日和だったのに坊主で帰ることになった」などで使う「坊主」とは、魚が釣れなかった状態のことを指します。
飲食業界と同じ諸説のほか、お坊さんは精進料理を食し、殺生をしないことから“魚を捕らない”の意味で「坊主」と言うようになったともいわれています。
文/編集・dメニューマネー編集部
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