三井住友銀行（三井住友フィナンシャルグループ <8316> ）Oliveアカウントの振込無料無制限の特典が11月末で終わりますが、条件によって振り込みが無料になる銀行は意外に多く、普段づかいしない銀行でも口座開設しておくと、振り込みが必要な際に手数料を節約できます。

Oliveで振り込みの「無制限無料」が廃止になるが……

三井住友銀行のOliveは、サービス開始の特典で振り込みが無制限に無料できていましたが、11月末で終わりになってしまいます。

「無制限無料」がなくなった12月になっても、1ヵ月あたり無料で3回まで振り込みはできるものの、何回も振り込みする必要がある人は、他の銀行を探しておくとよいでしょう。

振り込みが無料になる銀行はネット銀行中心

同じ銀行宛てだけでなく、他行宛ての振り込みが無料になる銀行も意外と多く、中には各行が定めている優遇プログラム条件を満たせば、月50回も無料になる銀行もあります。

たとえば、SBI新生銀行 <8303> では、ステップアッププログラムのステージによって、ダイヤモンドなら月最大50回の振込手数料が無料です。

auじぶん銀行（KDDI <9433> 傘下のauフィナンシャルホールディングス子会社）では、「じぶんプラス」と呼ばれる会員ステージがあり、最大月15回までの振込手数料が無料。

また、住信SBIネット銀行 <7163> では、口座振込手数料はランクに応じて月1回～20回までの無料回数があり、口座振込にはポイントがつき、回数を超えても77円です。

イオン銀行 （イオンフィナンシャルサービス <8570> ）の他行宛て口座振込手数料無料分は、プラチナステージで月5回です。

楽天銀行 <5838> では、優遇プログラムのハッピープログラムを使うと、VIP、スーパーVIPであれば振り込みが最大3回無料で、無料回数を使い切らない月は、2回まで翌月に繰り越せて、最大5回が無料になります。

家賃・習い事の月謝など毎月の振り込みを無料にしよう

三菱UFJ銀行が今年10月、窓口での振込手数料を最大990円に引き上げたように、メガバンクでは振込手数料が有料であることも多く、ネットバンクの口座開設をして無料で口座へ振り込みできる体制を整えておくことは大切です。

家賃や習い事の月謝、実家への仕送りなど、毎月の振り込みがあるなら、振込手数料を無料にして節約するだけでも、年間で見るとかなりの額の節約になります。

口座を複数作ると管理が大変になりますが、毎月必ず振り込みをするなら、家計を改善するために、振り込みが無料でできる銀行口座をいくつか作っておくとよいでしょう。

文・谷口久美子（フリーライター）
編集・dメニューマネー編集部

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