ChatGPTを代表とする「AI」があっという間にビジネスの場に広がり、AIを業務に使うことで便利さを感じている反面、やらなくていい業務が出てきて、「もしかして自分のやっていること、AIができてしまうのでは?」と不安になったことはないでしょうか。AIに奪われる可能性があるとされる仕事はいくつかあります。
1 リサーチャー、アナリストなどの分析・調査する仕事
ChatGPTなどのAIはデータを整理するのが得意で、データを渡して「箇条書きに仕分けて」と送信すると一瞬でまとめてくれるため、リサーチャー、アナリストといったデータをもとに分析する仕事は業務を奪われると指摘されています。
2 イラストレーターやライターなどのクリエイティブな仕事
AIができるのは、繰り返し行う作業に近い業務だけでなく、“クリエイティブ”に分類されるイラストや文章作成などもできるため、イラストレーターやライターなども仕事が減ると指摘されています。
たとえば、欲しいイラストの特徴をAIに入力すると、たったの数秒で近いイラストができます。ライティング業務では、文章生成もできるほか、既にある文章への加筆も指示できます。
3 顧客相談窓口やクレーム担当などの仕事
AIはさまざまな質問に過去のデータをもとに返答できるため、顧客対応の業務もAIがするようになると言われています。既に多くの企業がウェブサイトにAIが対応するチャット機能を実装しています。
顧客からの相談やクレームを受け付ける窓口業務は、クレームを聞いて対応しなければならず、ストレスの多い仕事です。込み入った内容の相談や、深刻な事態への対応は人間がする必要がありますが、ちょっとした質問や苦情を受けるだけなら、ストレスを感じないAIで十分です。
AIに仕事をさせることを前向きに考える
これらのほかにも、AIはモデルや声優などの仕事も代替するようになると言われています。たとえば最近、大手メーカー・伊藤園 <2593> が「お〜いお茶 カテキン緑茶」CMモデルにAI生成モデルを起用しました。好みのモデルを生成できるだけでなく、タレントが不祥事を起こしたりスキャンダルに巻き込まれたりして起用できなくなるという心配が不要です。
米国では、「人間がしなくてもよい仕事から解放される」と考えられているそうで(AIビジネスデザイナー、石角友愛氏)、「奪われる」というネガティブな見方ではなく、「やらなくていいことを任せられる」とポジティブにとらえて積極的に活用したほうがよいのではないでしょうか。
文/編集・dメニューマネー編集部
【関連記事】
・「dジョブスマホワーク」で高ポイントをもらう方法
・ブラックリストに載っても作れるクレカ!審査が甘めな5選(外部)
・「老後破産」しないために読みたい
・dポイントで投資できる?100ポイントからでOK!(外部)
・ポイ活特集