テレビ・映像業界では、ドラマや映画の撮影時に使われる「ぬすむ」という行為があり、現場では「テーブルの位置をぬすんで」など、合図のように使われています。もちろん、私たちが知っている“物を盗む”ことではありませんが、いったいどんな意味をさすのでしょうか。
本来の位置から動かすこと
「ぬすむ」とは、映像上のウソをつく、ごまかすという意味です。
たとえば、撮影時に何度かカメラポジションを変えたとき、映像上手前にあるテーブルが邪魔になることや 、カメラと被写体の位置の関係上、通常の美術セットより、故意に位置を変えたほうが演出上効果的な場合に、本来の位置とは別に動かすことをさします。
冒頭の「テーブルの位置をぬすむ」とは、テーブルを少しずらして位置をごまかす、人の目を盗むということです。
ぬすむ以外にも気をつけなければならない撮影現場
ドラマや映画など映像の中では、シーンとシーンをつなげるカット割りが多くあり、この構図は脚本に沿って区切りを決め、アングルなどを撮影前に決めています。いろんな角度のアングルにより、視聴者が違和感を持たないように構成を考えています。
たとえば、2人の役者が向かい合い会話するシーンでは、違う視点からのカットに変わる際、役者の目線や向きがカット前とずれていたら違和感があります。そうならないためにも、カメラの位置や役者の配置なども注意が必要です。
普段見ているドラマや映画では、さまざまな撮影方法によって作られているので、いつもと違った視点で観てみるのもよいかもしれません。
文/編集・dメニューマネー編集部
【関連記事】
・「dジョブスマホワーク」で高ポイントをもらう方法
・ブラックリストに載っても作れるクレカ!審査が甘めな5選(外部)
・「老後破産」しないために読みたい
・dポイントで投資できる?100ポイントからでOK!(外部)
・ポイ活特集