高齢者の運転による自動車事故が増えているというニュースを見て、「自分も免許を返納しようかな」と考えている人もいるかもしれませんが、運転免許証を返納する前に知っておきたい注意点が3つあります。
注意点1 車で警察署に行かない
まず注意しておきたいのは、自分で車を運転して免許を返納しに行ってはいけないことです。
行きはよくても、帰りは免許を返納したあとになので、無免許運転になってしまいます。
考えれば分かることですが、普段からよく車を使っている人ほどやってしまいがちなミスなので覚えておきましょう。
警察署へ免許を返納しに行くときには、徒歩や交通機関を利用するか、家族などに送迎してもらう必要があります。
注意点2 車の売却や名義変更を済ませておく
車を売る場合や、子供などにゆずるために名義変更をする場合は、免許を持っていて自分で運転できるうちに手続きを行うほうがスムーズです。
免許を返納してからだと移動手段が限られますし、中古販売店に車を持ち込む際、レッカーなどの無駄な費用がかかってしまうからです。
手続きは、早めに済ませておきましょう。
注意点3 免許の再取得にはお金と時間がかかる
免許を返納してしまうと、再取得の際には初めて免許を取ったときと同じ手順を踏む必要があります。教習所用に通うとなると、20万~30万円ほどかかるでしょう。
教習所に通わずに運転免許試験場で一発合格をねらうこともできますが、あまり現実的ではありませんし、この場合も3万円ほどかかります。
また、免許返納と同時に「運転経歴証明書」の交付を申し込めることも覚えておきたいところです。
これまで運転免許証を身分証として使ってきた人は、申し込んでおくとよいでしょう。
これを持っていると身分証として使えるだけでなく、高齢者運転免許自主返納サポート協議会の加盟店や美術館などで、さまざまな特典を受けられます。
なお、運転経歴証明書の交付申請ができるのは、運転免許証の自主返納をしてから5年以内です。免許返納と同時に済ませておきましょう。
運転免許証の自主返納にはメリットもあります。ポイントを押さえて、スムーズに手続きを行いましょう。
文/編集・dメニューマネー編集部
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