昆布の佃煮シリーズ「ふじっ子煮」をはじめとする昆布製品、煮豆「おまめさん」シリーズで知られる、フジッコ <2908> 。実はかつて巻き起こった、ナタデココブームの立役者となったのは同社でした。昔の社名、分かりますか？

兵庫県神戸市で創業

同社は1960年、山岸八郎氏（1929-2014）により兵庫県神戸市で創業されました。同年、第1号商品とろろ昆布を発売します。

1969年頃から、食品に使われる人工甘味料が社会問題となり、人工甘味料不使用のとろろ昆布づくりの開発が始まります。研究を重ね、1973年に誕生したのが、「純とろ」でした。そのほか、1971年には佃煮「ふじっ子煮」、1975年に煮豆「おまめさん」を発売しています。

1993年頃に大手外食チェーンで話題となり一大ブームが起こった、フィリピン生まれのスイーツ・ナタデココ。同社はブームに先がけて自社生産をはじめます。当時のナタデココは食感にばらつきがありましたが、同社が高品質でおいしいナタデココを安定して生産したことから、ナタデココブームの立役者といわれています。

そんな同社のもともとの社名は、「株式会社富士昆布」。1985年に現在の社名である、フジッコ株式会社へ変更しています。

文/編集・dメニューマネー編集部

【関連記事】
・「dジョブスマホワーク」で高ポイントをもらう方法
・ブラックリストに載っても作れるクレカ！審査が甘めな5選（外部）
・「老後破産」しないために読みたい
・dポイントで投資できる？100ポイントからでOK！（外部）
・ポイ活特集