親の何気ない行動が子供の金銭感覚に影響し、将来思わぬ金銭トラブルを招いてしまうかもしれません。子供は親の行動をよく見ているので、まだ小さいからと油断せず、次のような自分の習慣を見直してみましょう。
1 目的なくコンビニに立ち寄る
買う物がなくても親子でコンビニに立ち寄っていると、子供も将来似たような行動をとり浪費につながるおそれがあります。
「自分へのご褒美」など理由をつけて予定にない物を買う姿を見せると、子供も疲れたときに買い物でストレス発散しようとするかもしれません。自分へのご褒美がすべて悪いわけではありませんが、本当に必要なお金の使い方をしているか振り返ってみてください。
コンビニに立ち寄るクセがついているなら、立ち寄る頻度や金額の上限を決めて子供にも伝え、決めたことを守る親の姿を見せるのもよいでしょう。そうすれば子供は、自分なりのルールを決めてお金の使い方をセーブすることを学べます。
2 セール品や割引商品を大量に買う
セールや割引は確かにお得ですが、大量に買う姿を見せると「安ければたくさん買っていいんだ」と子供に勘違いさせるおそれがあります。
とくに、買った物を結局使わなかったり、使い切れずに捨ててしまったりすることが続くとよくありません。
セール品や割引商品でも、必要な物を必要な量だけ買い、買った物を大切に使い切る姿を見せましょう。
「安いとついたくさん買いたくなるけど、本当にほしい物を使える分だけ買うのが大事」と子供に話すのもよいかもしれません。
3 夫婦でお金の話をしていない
夫婦でお金の話をする習慣がないと、子供にも自然とそれが伝わり、お金の話し合いが苦手な大人になるおそれがあります。
たとえば、家計管理をしているほうが「私の役目だから口を出さないで」とお金の話を嫌がったり、夫婦のどちらかが相談なく高い買い物をして怒った相手に「お金の使い道に口を出すな」と言ったりしていると、子供も将来の配偶者とお金の話し合いができなくなるかもしれません。
具体的な話まであえて子供の前でする必要はありませんが、給料や家計のことも自然と家族で話題にし、ときにはお金の使い道について夫婦で話し合う姿を見せることも、子供の金銭感覚を養うことにつながります。
文・木崎 涼(ファイナンシャル・プランナー)
編集・dメニューマネー編集部
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