使っていない口座が「休眠預金」になると何が困る?お金は戻らない? 年末に銀行で手続きする人が増える

2023/12/05 05:00

年末は銀行で「休眠預金」の手続きを取る人が多いという。大掃除で古い通帳が出てきたり、銀行からの手紙が出てきたりして、休眠預金になってしまった口座が見つかることが多いためだろう。事実、毎年1,200億円ものお金が休眠預金になっているという。もし心当たりがあるなら、確認と手続きを急いだほうがいいかもしれない。 休眠預金にな

年末は銀行で「休眠預金」の手続きを取る人が多いという。大掃除で古い通帳が出てきたり、銀行からの手紙が出てきたりして、休眠預金になってしまった口座が見つかることが多いためだろう。事実、毎年1,200億円ものお金が休眠預金になっているという。もし心当たりがあるなら、確認と手続きを急いだほうがいいかもしれない。

休眠預金になるとお金は払い戻せない?

休眠預金は、10年以上取引がないと指定されてしまう仕組み。2019年に休眠預金等活用法が始まるとき、これらが国に没収されるとニュースで見聞きした記憶があるという人もいるかもしれないが、実際はそんなことはなく、銀行へ行けばちゃんと払い戻してもらえる。

しかし休眠預金となってしまうと、キャッシュカードでは引き出しができなかったり、休眠から通常の口座に復活することができなくなったりと、何かと不便なので、最近使ってない口座が思い当たるなら、眠っている通帳がないか見直したほうがいいだろう。

休眠預金にならないようにするために

銀行からお知らせがくるのは、残高が1万円以上あるような場合。たいてい銀行から、休眠預金に入る前に「長い間お取引がない方へ」と題された手紙やメールで知らせてもらえる。その場合は、手紙を受け取りさえすれば休眠預金に入らない。

ただし、残高が少ない口座にはお知らせは送られないので、古い口座があったら、1円でもいいので入出金をすれば、今後10年は休眠預金にはならない。

既に休眠預金になってしまった場合はどうする?

もし既に休眠預金になっているなら、窓口での手続きが必要だ。通帳と印鑑、本人確認書類があれば大体のケースで引き出しできるが、最近では窓口を予約制にしている銀行も多いので時間がかかることを覚悟しておこう。

住所が変わっていたり、印鑑がわからなかったり……ということが重なると、さらに手続きに時間がかかってしまう。

年末の大掃除で、お金に関しても整理をしてしまおう。来年からは、使わない口座はそのままにせず解約する、手紙が届いたら必ず開いて確かめる、といったことを行なうようにするといいだろう。

文/編集・dメニューマネー編集部

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