貝印は毎日の生活に欠かせない、ツメキリやカミソリ、家庭用包丁といった刃物製品を扱う企業です。ほかにも、山口大学と眼科用ナイフを共同開発するなど、医療用の刃物も手がけています。同社の昔の社名、知っていますか? 岐阜県の小さな工場から始まった貝印 同社の創業は、1908年。遠藤斉治朗(えんどうさいじろう)氏(1888-19
貝印は毎日の生活に欠かせない、ツメキリやカミソリ、家庭用包丁といった刃物製品を扱う企業です。ほかにも、山口大学と眼科用ナイフを共同開発するなど、医療用の刃物も手がけています。同社の昔の社名、知っていますか?
岐阜県の小さな工場から始まった貝印
同社の創業は、1908年。遠藤斉治朗(えんどうさいじろう)氏(1888-1958)が、岐阜県関市で小さなポケットナイフ工場をはじめたことが原点です。当時のナイフはすべて手作業で製造されていたことから、遠藤氏はナイフの品質向上と量産するために起業したといいます。
1932年には、初の国産カミソリ替え刃の製造を開始。1951年「軽便カミソリ」(軽便は使い捨ての意味)、1974年に二枚刃カミソリ「ビジネスマン002」を発売します。1998年、約2年の研究を経て開発された、世界初の三枚刃替え刃式カミソリ「K-3」を発売。生産が追い付かなくなるほど大ヒットし、同社の知名度は一気に上がりました。
そんな同社は、もともと「合資会社遠藤刃物製作所」という社名でした。1932年、関安全剃刀製造合資会社を設立し、1936年解散。1947年、二代目遠藤斉治朗氏により、株式会社フェザー商会を設立。1954年株式会社フェザー商会と合資会社三和商会が合併し、株式会社三和を設立。その後、三和刃物株式会社、貝印刃物株式会社への社名変更を経て、現在の貝印株式会社になったのは1988年のことです。
文/編集・dメニューマネー編集部
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