
株式投資というと、各企業の株を買う「個別株」や、さまざまな企業の株にまとめて投資できる「投資信託」が知られていますが、このほかに「ETF」という金融商品もあります。2024年から始まる新NISAでも、ETFに投資できます。投信とよく比べられるETFがどんなものなのか、個別かや投信などと比べてみましょう。
ETFは投信の一種だけど……

「ETF」とは、Exchange Traded Fundsの頭文字を合わせた略語で、直訳すると「取引所で取引される投資信託」で、投資信託の一種です。ただ一般の投信とは違い、証券取引所に上場しているので、個別株のようにリアルタイムで取引できます。
ただ、あくまで投信の一種なので、たくさんの株や債券などの詰め合わせのような商品です。このため、一つの商品を買うだけで分散投資できるという、投信のメリットを享受できます。
分散投資になるためリスクを抑えられ、投資初心者に向いているといわれます。
投信はリアルタイム売買ができない!

ETFと違って、投信は上場されていないので、リアルタイムで売買したり、指値注文したりできません。価格(基準価額)は1日1回決まるだけです。
逆にETFは上場しているので、リアルタイムで、指値で売買できます。つまり、投信を買うのと同じ分散投資が、市場の値動きに応じて売買できるわけです。
ただ逆にいうと、ETFは取引タイミングを自分で決めないといけないということ。当然、いくらで買うかも自分で決めます。1日の間に価格は上下するので、買ってすぐに値下がりすることもありますが、買ってすぐに値上がりして売る、ということもできます。
ETFの注意点

ほかの注意点といては、投信のように自動積立ができないこと、配当金が再投資されないことや、同じような商品を比べたときに、投信よりも必要な資金が高くなりがちなことがあります。
ETFの人気ランキング

ETF投資を始めてみたい場合、参考になるのがランキング情報です。
たとえば、今後も米国市場は安定して成長すると思うなら、活発に売買されている米国ETFのランキング情報の中から選ぶといったように、投資先を考える際に選択肢の一つとして活用するとよいでしょう。
構成・デザイン・鈴木愛子(フリーライター)
編集・濱田 優(dメニューマネー編集長)
画像・stock.adobe.com
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