ボーナスが増えるのは嬉しいことですが、税金がいつもよりも高くなり、手取りが減ることがあります。手取りが減る主な原因は、次の2つです。
1 年末調整で「追加徴収」になる
ボーナスを多くもらって年収が上がると、所得税が増えて追加徴収になることがあります。
通常は毎月天引きされていた所得税のうち、納めすぎた分は年末調整が終わってから還付されます。しかし追加徴収になると、足りない分の所得税が給与から天引きされ、手取りが減ってしまいます。
年末調整で追加徴収される所得税は、12月もしくは1月の給与から天引きされるため、手取りが減るかもしれないdことを覚えておきましょう。
2 翌年の住民税が増える
ボーナスを多くもらって年収が上がると、天引きされる住民税も増えるため、手取りが減る可能性があります。
住民税は年収をもとに決まり、翌年の6月に変わります。毎年昇給があるなら基本的に住民税も毎年増えますが、ボーナスが多く年収が一気に上がると翌年の住民税も大幅に増え、前年よりも手取りが減ってしまうこともあります。
所得税の追加徴収は年末調整の後1回だけ天引きされて終わりですが、住民税にはタイムラグがあり、変更後1年間にわたって手取りが減るため、家計に大きく影響します。
忘れた頃に手取りが減ってあせらないように、心の準備をしておきましょう。
税金のことを考えて計画的にボーナスを使おう
ボーナスを使い過ぎると、所得税や住民税が増えて手取りが減り、後で苦労するかもしれません。
ボーナスが増えたとしても、手取りが減る可能性を踏まえて半分は貯蓄に回すなど、計画的に使うよう心がけましょう。
文・木崎 涼(ファイナンシャル・プランナー)
編集・dメニューマネー編集部
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