「裁定取引/アービトラージ」市場間の価格差を利用して収益を狙う取引

2021/08/01 16:30

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裁定取引はアービトラージ(Arbitrage)とも呼ばれ、異なる市場間にできた価格差(歪み)を利用して収益を狙う取引を指します。同一の性格を持つ2つの商品の間で、割安な方を買って割高な方を売ることによって、理論上リスクを負うことなく収益を確定させることができるとされています。 同じものでも市場によって価格に差が発生 世

裁定取引はアービトラージ(Arbitrage)とも呼ばれ、異なる市場間にできた価格差(歪み)を利用して収益を狙う取引を指します。同一の性格を持つ2つの商品の間で、割安な方を買って割高な方を売ることによって、理論上リスクを負うことなく収益を確定させることができるとされています。

同じものでも市場によって価格に差が発生

世界中のマーケットで、株式や債券、通貨、コモディティ(商品)など、多くのものが日々取引されていますが、同じものでもどこの市場でいつ取引するかによって価格に差が生じたり、現物の取引価格と先物の理論価格の間に開きが生じたりします。市場の価格はいずれ理論価格に近づき、価格差がなくなる方向に動くことが多いため、裁定取引の反対売買を行うことで利ザヤを得ることが期待できます。【お金の単語帳】