「ノンリコースローン」特定の事業や資産から生じた収益のみが返済の原資

2021/08/02 06:30

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ノンリコースローン(Non-Recourse Loan)は、特定の事業や資産から生じた収益のみを返済の原資とする非遡及型の融資で、「ノンリコース融資」「非遡及型融資」などとも呼ばれます。米国ではこのノンリコースローンが主流ですが、日本ではほとんどが担保や保証を求めるリコースローン(遡及型ローン)です。 返済原資が限定さ

ノンリコースローン(Non-Recourse Loan)は、特定の事業や資産から生じた収益のみを返済の原資とする非遡及型の融資で、「ノンリコース融資」「非遡及型融資」などとも呼ばれます。米国ではこのノンリコースローンが主流ですが、日本ではほとんどが担保や保証を求めるリコースローン(遡及型ローン)です。

返済原資が限定される分、金利を高めに設定

通常のローンでは金融機関が直接貸し付けるため、特定の事業から返済できなくなっても借り手は必ず返済義務を負うことになります。一方、ノンリコースローンでは返済が特定の事業からの収益だけに限定されるので、金融機関はそのリスクを勘案して金利を高めに設定することが一般的です。【お金の単語帳】