「円キャリー取引」内外の金利差を利用した円借り取引

2021/08/03 16:30

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キャリー取引とは相対的に金利の低い通貨で借り入れをして、高金利国の金融資産などで運用し、運用益に加えて金利の利ざやを得ようとする取引で、低金利通貨の円で借り入れをするものを円キャリー取引、円借り取引と呼びます。日本円が長期間にわたって低金利の水準にあり、内外の金利差が拡大したことから、主に海外のヘッジファンドや金融機関

キャリー取引とは相対的に金利の低い通貨で借り入れをして、高金利国の金融資産などで運用し、運用益に加えて金利の利ざやを得ようとする取引で、低金利通貨の円で借り入れをするものを円キャリー取引、円借り取引と呼びます。日本円が長期間にわたって低金利の水準にあり、内外の金利差が拡大したことから、主に海外のヘッジファンドや金融機関などが行うようになりました。

為替相場の方向性にも影響を与える存在に

海外で利下げがあるたびに、円キャリー取引解消のための円買いが増えて急激な円高が起こったりしています。そのため、円キャリー取引を行う投資家の動向が、為替相場の方向性を左右する要因として注目されています。【お金の単語帳】