外国人は見た!日本で「ありえない!」と思ったお金の使い方4選

2022/03/27 13:22

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外国人は日本人のお金の使い方に違和感を持つ人も多いようです。現在筆者と親しい外国人の友人や知人からは、よく「日本人のお金の使い方に驚いた」という話を聞きます。それらの声をもとに、外国人が日本で「ありえない」と思ったお金の使い方を4つ紹介します。1.現金払いの習慣が根強い多くの国ではキャッシュレス決済が主流です。そのせい

外国人は日本人のお金の使い方に違和感を持つ人も多いようです。現在筆者と親しい外国人の友人や知人からは、よく「日本人のお金の使い方に驚いた」という話を聞きます。それらの声をもとに、外国人が日本で「ありえない」と思ったお金の使い方を4つ紹介します。

1.現金払いの習慣が根強い

多くの国ではキャッシュレス決済が主流です。そのせいか、日本では現金払いの習慣がまだ根強いことに驚く外国人が多数います。

たとえば、筆者の地元に住む中国人の知人は「中国では貧しい人でさえQRコードでお金を受け取る時代になっているのに」と言い、欧米人の知人は「デビットカードが使える場所があまりにも少ない」と嘆きます。

最近は日本でもスマホ決済が普及し始めてキャッシュレス決済可能なお店も増えましたが、小さな商店やクリニックの多くはまだ現金払いのみです。そのことに不満を抱き、「先進国なのになぜ?」「それって何かの信仰?」などと首をかしげる外国人は少なくありません。

2.会社の飲み会(飲みニケーション)

上司や同僚が集う会社の飲み会(飲みニケーション)が頻繁にあり、その度に数千円~数万円の支出が発生しても怒らない日本人に驚く外国人も多いようです。

例えば地元で働くアメリカ人の友人は「就業時間外まで親しくもない会社の人間と飲みに行く理由がわからない。そのためにお金を払う理由はもっとわからない」と言います。

上の世代の多くは飲みニケーションを社内のコミュニケーションを円滑にする手段と受け止め、その費用は必要経費と考えます。しかし外国人にはそれが奇妙に感じるようです。

ただ、最近は日本でも若い世代の多くは同じ考えを持っています。その点では日本の国際化が進んでいると言えるかもしれません。

3.高級ブランド品を買い漁る

年配者に目立つ「高級ブランド品を買い漁る日本人」に「ありえない」と思う外国人も多いようです。

高級ブランド品は非常に高額です。それを日本人が買いあさる様を見て「1点ならわかるが、いくつも買い漁るのはいかがなものか」と苦言を呈する欧米人は少なくありません。

ただ、日本人というよりはアジア人の高級ブランド志向が強いのかもしれません。たとえば、少し前には日本で高級ブランド品を買いあさる中国人が目立ちました。

一方、同じ日本人でも若い世代は高級ブランド品の購入を無駄遣いと考える人が多いようです。購入する場合も本当に気に入ったものを1点選ぶ堅実さがあります。どうやら若年世代はその点でも国際化が進んでいるようです。

4.パチンコに多額のお金をつぎ込む

パチンコに多額のお金をつぎ込む人が多いことも外国人には驚きのようです。

たとえば、ニュージーランド人の知人は道路沿いにパチンコ店が目立つことやパチンコ店の駐車場が平日でも一杯なことに強い違和感を覚えており、よく「あれは異常だ。怖いよ」と言います。

もちろん外国にもギャンブルはあり、ギャンブル依存症に苦しむ人もいます。ただ、それとは別に、外国人がパチンコに大金をつぎ込むことを怖いと感じる感覚は日本人も持っていた方がいいかもしれません。

外国人の意見をもとに自分のお金の使い方を見直そう

ここで挙げた外国人の意見が全てとは言いませんが、日本人のお金の使い方にはおかしな点もあることは確かなようです。日本人が世界の中でガラパゴス化しないためにも、そのような外国人の苦言を否定せず、その意見をもとに自分のお金の使い方を見直す謙虚さを持ちたいものですね。

文・
元銀行員ライター。預金・為替業務に長く携わった経験をもとに、節約などの記事を多数執筆。現在はジャンルを広げて教育系の資格を生かした記事まで幅広く執筆。

(2022年3月27日公開記事)